■アフターメンテ■フィルター清掃
設計デザインの山岸です。
当社では数十年前、熱交換型換気扇(ドライファン)を多くの住宅に採用していました。
熱交換タイプの換気扇は、外気を効率的に取り込みながら、室内の温度を保つ優れた設備です。
しかし、この性能を長く維持するには、定期的なフィルター清掃が欠かせません。
ところが、実際には「設置されていることは知っているけれど、どこにあるかも触ったことがない」という
お客様も少なくありません。
フィルターの清掃を怠ってしまうと、さまざまな不具合が起こる可能性があります。
例えば、
換気効率の低下:ホコリで目詰まりすると、十分な空気が入れ替わらず、室内の空気がこもりがちになります。
湿気やカビの発生:換気がうまくいかないことで、特に浴室や脱衣所などでカビが繁殖しやすくなります。
熱交換の性能低下:本来の省エネ効果が損なわれ、冷暖房の効きが悪くなることもあります。
ファンモーターの故障リスク増:過剰な負荷がかかり、モーターに負担がかかって故障の原因にも。
こうした不具合は、いずれもフィルターの汚れが主な原因です。
対策はとてもシンプル。「フィルターを定期的に掃除する」こと。
それだけで、換気扇は本来の力を発揮し、快適な住環境を保ってくれます。
清掃の目安は3ヶ月に1回程度。
と取扱説明書には書かれていますが、なかなか実行は難しい。。。
最低1年に1回は、清掃してください。
ドライファンのフィルターは、基本的にカバーを外して取り外し、水洗いまたは掃除機での吸引でお手入れできます。
洗った後はよく乾かしてから元に戻してください。
ご自宅の換気システムがいつの間にか「ただ回っているだけ」になっていないか、
ぜひ一度確認してみてください。
分からない場合や不安がある場合は、当社までお気軽にご相談ください。
長く安心して住まうために、日々のちょっとしたお手入れが大切です。